性感染症とは、性行為やそれに類似した行為から感染する病気です。かつては、梅毒、淋病、軟性下疳、鼠蹊リンパ肉芽腫が4大性病といわれていました。しかし、性風俗の変化に伴い、70年代に入ると性行為に関連して感染する病気が非常に増えてきました。これらの病気を「性感染症」と総称するようになったのです。

今では、エイズをはじめ、クラミジア、性器ヘルペス、トリコモナス、さらにB型ウイルス性肝炎から毛ジラミまで極めて多様な病気が性感染症の中に入っています。中には、性器ヘルペスウイルス感染症は、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって性器やその周辺に水疱や潰瘍等の病変が形成される疾患である。感染症法下では4類感染症定点把握疾患に分類されている。性器ヘルペスは1度感染したら一生治らない病気です!そのため、性器ヘルペスは60歳以上の高齢者にも患者が多いのが特徴。

感染はHSVに感染している相手との性交によって起こり、相手の性器に明らかな病変がある場合のみならず、無症状でも性器の粘膜や分泌液中にウイルスが存在する場合には感染する。また相手の唾液中にHSVが排出されている場合には、口唇性交によっても感染する。抗ヘルペスウイルス剤を服用すれば病変はいったんは治癒するが、HSVは一度感染すると神経節に潜伏し、時に再活性化し、患者はその後長 年にわたって再発を経験する。

性器に赤いブツブツや水ぶくれ、潰瘍ができます。

■女性の感染部位
外陰と膣の入り口に見られます。患部は子宮頚部に及ぶこともあります。

■男性の感染部位
亀頭(ペニスの先端)、包皮、陰茎体部に最もよく見られます。

他に、多くはありませんが、男女ともに肛門、お尻、太ももに見られることもあります。

ヘルペス感染者との性行為を控えることはもちろん、肌に直接触れるものを共有しないなど、接触を避けることが大切です。もし恋人やパートナーの性器、口、唇などに水ぶくれなどのヘルペスの症状が出ているときは、キスやセックスなどの性行為は控えましょう。医療機関で検査や治療を受けて早めに治療を開始するように心がけましょう。